「国土交通白書」が公表されました

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「白書」ってなんですか?

令和4年版の国土交通白書が公表されました。世の中にはさまざまな「白書」というものが存在しています。「白書」とは、(政府が)ある方面について、その現状の分析と将来の展望をまとめた実状報告書のことをいいます。「警察白書」(警察庁)や「犯罪白書」(法務省)は耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「白書」は、税金を使ってつくられたものであり、わたしたち国民は課金せずに読むことができる公の文書です。各機関がどんな政策をしているのか、調査の結果や統計などを見ることができます。労働者にとっては「労働白書経済白書」(厚生労働省)はとても身近な資料だと思います。

今回は、わたしがしている行政書士の仕事に近いところにある「国土交通白書」について見てみようと思います。

「国土交通白書」にはなにが書かれているの?

令和4年版の「国土交通白書」は374ページあります。内容としては大きく「第I部 気候変動とわたしたちの暮らし」と「第II部 国土交通行政の動向」の2つにわかれています。

「第I部 気候変動とわたしたちの暮らし」について

第I部については気候変動に伴う災害の激甚化と頻発化について検討しています。気候変動を減らすための脱炭素化についての政策提案をコロナ対策に絡めてまとめられています。

そして、国土交通省らしく、住まいや交通の面でどのように取り組んでいくか、そして今後のわたしたちのライフスタイルと地域行政についてまとめられています。

ここでは他国の取り組みの事例をあげながら、実際に日本国内での各自治体の取り組みの紹介もされています。イラストやインタビューも載せながら読みやすいものになっています。

「第II部 国土交通行政の動向」について

まず最初に東日本大震災の復旧・復興にむけた取り組みについてまとめられています。復興事業は防災とまちづくりに直結しています。わたしはこのような内容を見ながら、予算がどのようにつかわれているのかをチェックするのも大切なことだと考えています。

このあと、「インフラ整備」「交通行政」「流通・物流」についての政策内容がつづられていきます。個人的には「海洋政策」と「自転車活用政策」の項目が大変興味深いものでした。「交通行政」では環境保全のための電気自動車の普及、「流通・物流」についてはドローンの活用についての政策紹介がされています。

国土交通省でも各政策においてはデジタル化による効率化と高度化を掲げています。先日デジタル庁から発表された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」にあるように、建築行政や交通行政がデジタル化されていきます。

交通行政でいえば、来年1月からは車検証がICカード化されていきます。デジタル化はもうすぐ目の前まできていますが、みなさん準備はできているでしょうか?

大転換期になるのでは!?

「白書」というものは一般の方にはあまり馴染みがない内容かもしれません。しかし、今回あげた「国土交通白書」は国交省管轄の許認可申請を主軸としている行政書士にとっては業務にかかわってくることがつまっているのではないでしょうか。

これからの業務について考えてみると、このデジタル化は行政書士にとっても大転換期となると考えています。より深く「デジタル行政手続法」の勉強もしないといけないなと感じています。情報の波にのまれるのもつらいことですが、置いていかれることも大変きついことです。今後もアンテナを張ってあちこち知っていきたいとあらためて思いました。

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